2020年|新年号春号


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中国発、コロナウイルスが全世界を襲う。
日本も経済活動止まり、不動産市況も変調へ。

今回のコロナの問題は、子供から大人まで、大企業から零細企業まですべてに影響を与えている点です。

活動を自制して、人との接触をしない事が、当面の防衛策の中心になり、手洗い等々は当然の事です。
4月20日の時点で、全世界で新型コロナ感染者の数は約240万人、死亡者は16万5千人です。

日本も感染者1,0797人、死亡者は236人で、先週の4月17日は東京都でも1日の感染者としては初めて201人になった。
今週から来週と徐々に感染者が減少していく事を願う所であります。

私の住んでいる所沢市でも、現在110人が感染しており、埼玉県全体では682人である事を考えると、人口32万人の所沢市の感染者が、さいたま市88人、川越市25人を超え、一番感染者が多いのが気になります。特に病院の院内感染、介護施設内感染、又その施設内勤務者やその家族の感染が目立っており、今回のコロナの感染力の強さは、高齢者に感染した場合、肺炎を経て重症化する、大変やっかいなウイルスです。

早く治療法の確立と、ワクチン接種ができる所まで進んでいかないと、安心して外出し、人との交流や仕事や旅行にも行けないわけです。
この様なウイルス感染の状況が続けば、年内一杯は少なくともマスクなど常にして、感染しない様にしながら仕事や生活を行う状況が続くと思います。出来るだけ「三密」にも注意しての生活が続くと考えます。

今年の当社が管理業務している建物については、2月中旬より3月中〜下旬の退出したお部屋について、何とか頑張ってすべて契約完了いたしました。今考えれば本当に良かったとホッとしております。

ただ、4月に就職のために上京する予定の新卒の方、契約は完了しておりましたが、先日連絡があり、コロナの関係で東京勤務は当面なくなったので、申し訳ないが解約したい旨、連絡が入りました。
又、ホテルに勤務しているある入居者の方は、春より沖縄の新しいホテルに勤務する予定が、急遽取り止めになったり、又、別の方は契約にお母様も付き添いで来る予定でしたが、幼稚園勤務のため、東京で感染する事が怖いとの事で、本人のみの契約になったりと、色々例年に見られない動きがございました。

4月に入ってから、小池都知事の「首都封鎖の可能性」の発言や、4月7日の安倍首相の「緊急事態宣言」発令により、大企業を中心に休業する会社が多くなり、飲食やサービスの店舗の営業中止等により、町から人が消えた様な状況になり、現在池袋では、7割減と言う感じがいたします。

この様な状況でございますので、飲食店舗等より、賃料の減額の要請も一部来ております。
確かに営業自粛ないし、営業中止要請が出ている業種もあり、又、出ていなくても街に人が来ていないので、商売にならない店舗も出て来ており、収入が大幅な減少の所も多々ある状況になってきております。

確かに、過去になかった経済状況につき「一大事」とは思いますが、即「国に何とかしてくれ」と言うのも、私自身の率直な考えとしては、いかがなものかと考えております。何故なら、商売又は事業とは、常にそれなりのリスクと隣り合っており、それがための内部留保が必要と考えております。
もっと言えば今回の政府の援助が、将来の消費税の増税やハイパーインフレによって各国民の生活が苦しくなる事を考えた時、国民が「大きな政府」を強く求めた場合、国は国民に対して「大きな負担」を求めるに決まっているからです。

【不動産の流れは変わる?】
大きく言えば、変わると考えます。
今回のコロナの問題が発生して、企業はテレワークの推進や沿線ターミナル駅周辺でのサテライト・オフィス活用。又、会社と個人とのあり方の再構築は、事務所ビルに対する変化や、私鉄沿線の急行及び準急停車駅の駅前の商業エリアの充実と、駅周辺の住宅ニーズの高まりを予想いたします。

安倍首相誕生以降の「アベノミクス」により、金融緩和がもたらされ、それまで停滞していた「都心の再開発」や「海外観光客誘致」により、都心にホテル用地需要が発生し、それに引っ張られて都心駅近マンション用地の高騰、建築職人の減少と高齢化等々の要因があいまって、若い共働き夫婦の購入限度額の上限(天井)、又はそれ以上の所まで東京の便の良い場所の駅近ファミリータイプマンションは行ってしまいました。
新築が7,000万円〜8,000万円、中古でも5,000万円〜6,000万円になってしまっております。

1990年のバブル崩壊前も、リーマンショックの前も、そして今回のコロナショックの前も、私の商売の肌感覚としては「価格が高くなり過ぎている」。「お客様がこの値段についてこれなくなっている」。こんな事を強く感じておりました。

今回のコロナ問題を発端として、各企業が大きなキズを負ったわけです。倒産企業も出てくると考えます。
「派遣社員の解雇」や「新入社員採用の抑制」や「給料の実質減額」などの流れは出てくると予想されます。

「月」も徐々に満ちて、満丸になり、やがて徐々に薄い月になり、又徐々に丸くなっていく。

我々人間も、月の満ち欠けの様に行きつ戻りつしながら生きて行くしかないと考えます。

健康に注意して、ベストを尽くして進んでまいります。
皆様の心よりの御健勝を願います。

2020年 4月24日
(有)花鳥<不動産>  代表取締役  齊藤 忠男
 

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