2022年|新年号6月号


What's new

人間は愚かな生物
されど人類の未来を信じよう!!

2月下旬より、ロシアによるウクライナ侵攻が始まった。
21世紀の時代に、こんな戦争が起こるなどとは、想像していなかった。
戦車やミサイルによって、ウクライナの人々の生活の場である住宅や街が、焼けて黒くなった映像を見ると、本当にやり切れない。
ロシアの若者も、現在この戦争で1万人から2万人死亡したと言われている。
母親や親族や友人や仲間の気持ちを思った時、戦争などに勝者などない事がわかる。
ロシアもウクライナも同じだ。
 
しかし世界の歴史の中で、人類はいつも多くの過ちを繰り返してきた。
今、西側の民主主義国と言われている、英国・フランス・ドイツも、アフリカやアジア等を植民地化した。
勿論「人権に反した活動をして来た」アメリカだって第二次世界大戦で、日本の都市を無差別的に空爆により焼け野原にした。
昭和20年の3月10日の東京大空襲は、それはそれは大変悲惨な事実であり、無差別殺人だった。
日本も、中国やフィリピンや韓国や南洋方面に、大変ひどい事をして来た。
 
一国の一指導者の野心により、人々を戦争に向かわせる。
その時点では、その時の時代の風が、とても「戦争なんてやめよう!」と言える空気ではないのであろう。
 
【世界の不動産市況】
今回のコロナウィルス対策として、世界の主要中央銀行が供給した資金は、1,300兆円だそうだ。
今世界中で、石油・ガス・食料品・資源価格が急上昇している。
日本でも今春から夏にかけて、生活に必要なものがすべて上がっている。または値上げ予定を発表している。
ユーロ圏や米国のインフレは8%になった。日本では2%と言われているが、我々の実感ではそんなものではないと思う。
世界各国の中央銀行は、インフレを抑えるために金利を上げ始めた。
 
世界の中で、ここ20年で最も不動産価格が上昇した国はカナダだ。カナダ全土の住宅インデックスは約2倍になった。
バンクーバーに限って見ると戸建は5倍。マンションは3倍である。
現在のバンクーバーの今年の平均住宅価格は日本円で約9千万円だ。
 
米国の今年4月の新築販売価格は、45万6,000ドル。日本円で5,700万円(販売中央値)前年同月比19.6%上昇。
しかし住宅ローンは、コロナ前の3%から5%に金利アップになった。
以前の中央値は3千万前後だったと記憶している。
米国株も上がり、住宅も車も大幅上昇した。したがって米国では、4月の賃金上昇率は6.6%になった。
 
米国のアップルが店舗で働く従業員の最低時給を22ドル(約2,800円)に引き上げた。2018年比のアップル店舗の賃金水準は45%に上昇したとの事だ。
この時給をもとに、ボーナスなしの単純年収を計算してみた。2,800円×1日8時間労働×月22日出勤=49万2,800円、年に591万円だ。
眞子様と結婚した小室圭氏の年収が600万円と言われている。
多分日本の物価の倍くらいが米国なの?とも考えられる。
 
日本では首都圏の新築分譲マンションは、平均価格6,360万円と31年ぶりに過去最高になった。
しかし日本全国の2021年度の調査では、分譲マンションや注文住宅は、約40歳(世帯主)購入、分譲戸建は約37歳(世帯主)で購入。
平均分譲マンションの購入資金は4,700万円、借入金3,300万円。返済期間35年で月々10万円ぐらいの返済額と言うのが平均値の様だ。
 
子供の教育資金や老後の資金を考えたら、住宅は購入したいが無理と考えている方はこんな動きもありますよ。
三菱地所が九州にて、国産材を使った平屋の30坪住宅を1,200万税別で供給を始める。(現在九州地方の一部のみ)
そのための大工場を建設した。工場内部でユニットにして作り上げ、現場では組立1ヶ月で完成。
これなら地方で、坪5〜10万の所なら、100坪〜80坪の土地付で総額2,000万円になる。
30年ローンで2,000万借りても固定1.5%で、月々7万円の支払いで可能になる。
 
もっとすごい話は、3Dプリンターで住宅を作ってしまう会社が日本に出来た。兵庫県西宮市の「セレンディクス」と言う会社だ。
@3Dプリンターの家は、鉄筋の構造自体が必要ない、球体の安定性。壁厚30cm以上のコンクリート構造。
A日本より厳しい断熱性能。耐震面は日本の最先端の耐震技術を採用しているので、ビルの様な頑丈さ。
B建築基準法に準拠した49uの平屋建設を、慶応大学の研究機関と一緒に開発を進めている。
C2023年春に500万円以下の価格で販売予定
 
3Dプリンターによって高くなりすぎた世界の住宅問題を解決できる?
将来的には100u(30坪)を500万〜1,000万で普通に買える時代が来る??!!
仕事はネットを利用すれば完結できる人々は、都市近郊の自然が残っている土地100坪ぐらいを500万円ぐらいで購入して、総額1,000万〜1,500万で家が出来る。
月々の返済は4万円〜6万円だ。週末だけ家族で利用しても良いし、また、生活の本拠地としても良い。何か夢のある話だ。
 
首都直下地震もいつか来る様に言われている。何かあっても郊外にこの様な場所があれば、防災・安全上からも意味のある事と考える。
 
何のためにもならない無益な戦争をしかける国もある。
しかし人間は愚かではあるが、しかし一部はすばらしい創造的な思考によって、今、目の前にあるこの様な住宅問題を解決しようと努力している企業や若者もいる。
 
まだまだ人類捨てたものではない。
3Dプリンターハウスは夢物語ではない。
2022年4月、オランダでは94uの2LDKの平屋3Dハウス1号を作り、実験的に家賃800ユーロ(日本円10万円)で貸し出す。
 
人々が住宅ローンに追われ、セカセカイライラして生活する。それも人生の戦いだと割り切り、生き抜く人生も良しとしたい。
しかし、別の生き方もあって良い。この3Dハウスの様な生き方もあって良い。
人生は人それぞれだから…。

2022年6月11日
(有)花鳥<不動産>  代表取締役  齊藤 忠男
 

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